Wednesday, March 27, 2024

ようやく晴れたので出島に

 先週土曜日から4日連続の雨,しかも昨日は時間雨量10mmを越えたこともあったから気になるのは雨漏りだ。
 差し板を抜いて,バースを見下ろす…乾いていそうだ。

 キャビンに入り,マットを撫でてみるまでもなくディンプルにも溜まっていないのが分かる,一安心である。防水液を提供してくれた『風々』艇長にひたすら感謝。
 頑固な錆を落とそう。

 垂れた筋が付いていて,なんだかきちゃならしいね。

 昔お世話になった『きらりII』艇長がやってきたので四方山話。今年こそどこかの泊地でお会いしましょう。
 続いて『LEIA』艇長もやってきた。借用していたケルヒャーとホースをお返しする。お世話になりました,ありがとうございます。
 まだまだやりたいことはあるが,所用があり14時には港を後にした。天気予報を見ると金曜日にお日様マークが出ている。それなら最終作業ができそうだ。

 革製のデッキシューズを街中でずっと愛用していたのは素足で履いていても快適だったからで,ヨットに乗るようになってからも当然デッキで履くのはデッキシューズしかありえなかった。革製のいいところは蒸れないから足が臭くならないことに尽きるが,指で保革油を塗るなんて手入れも楽しみの一つだった。暑い夏こそ履き心地は最高で,少々塗れても快適だったが,土砂降りの雨の中では乾かない雑巾をずっと踏み続けているような気になってくる…
 廃棄したデッキシューズの数知れず,ソールの片減りを嫌ってコンクリートの路上では履かないなどと温存していても,経年劣化,(ソールの)ゴムが硬化してくるのでつるつる滑るようになってくる。まるで数年経ったスタッドレスタイヤの如くだ。

 TOPSIDERのカエル靴…

 脱ぐとこうなっている…バッタモンだろうなあ…

 CROCSのデッキシューズを2足所有していたがもうない。最近のカタログを見るとラインから消えているようだ…

…で,チープなEVA樹脂製のシューズを買った。暑い時はインソールがヌルヌルしてくることを差し引いても,水を十分に吸った(革製のように)ベターッとした感触がないのでいい…と思う…ことにしよう…まぁ,使ってみないことには分らない,1年もてば合格。

Friday, March 22, 2024

船底塗装しましたよ

 昨日と違ってぽかぽか陽気がありがたい。

 こんな空を見ていると早く海に繰り出したくなりますね。

 今日も応援に駆けつけてくれる『Blue Lagoon』元艇長に『Bonanza II』艇長に感謝ですね。
 8時過ぎに着いて,プロペラの養生(ビニール袋で覆っただけですが)をしてから吃水ラインにマスキングテープを貼る。幅広のテープを持っていたがずいぶん古くて硬化しているのか巻取りを剥がしていくと途中でちぎれてしまう。仕方なくコーキングの際に使っている通常幅テープを貼っていったがペンキのはみ出しに気を使うなあ。
(『LEIA』艇長からいただいた)一斗缶に入っているペンキは開栓済みだからずいぶんと粘度が高く溶剤で緩めないといけない。量は足りるか?心配になったが1回分は塗れたのでよかった。
 3人いると作業は早い。10時半には終わっていた。

 塗り残しはないかチェックする。

 今回100均のローラーを初めて使ってみたが,1回も抜ける*ことなく問題なし。2度塗り用のローラーを追加購入に出向いた。
*転がしているとだんだん抜けてくるローラーにはいらつかされる。何度も船台の鉄骨部分でトントンしなきゃいけないんだから。

 はい,再購入しました。

 100均ショップのそばにカレー屋さんがあったので入ってみた。

 日替わりランチ,なかなか美味しかったよ。

 2度塗り用はおニューの缶なのでそのまま塗る。
 船首,吃水下のライン,ペラからラダーにかけるラインには特に厚塗しておく。下架の際に船台に当たっている部分とキールの一部分を塗らなければいけないのでその分の塗料を残しておくわけだが,結構余っている。塗り残しはないかとしつこく観察してローラーを動かす僕をちょっと呆れたような顔で両名が見ている…堪忍ね。
 垣根から何やら声がする。『Wiz of Oz』艇長がひょっこり現れた。いらっしゃいませ〜

 もう少し塗ろうか…

 ペラの養生ビニール袋を外した。
 今回ハルには変な藻が付着していたし,ペラ及びシャフトにはカサネカンザシ,フジツボに生えた藻がびっしりあった。出港回数のはるかに少なかった8年以上前にはそんなことはなかったのになあ…

 明日以降は雨だけれど仕方がない。来週も不安定な天気らしく,不本意ながら今日の作業となったわけだから…みなさん,お手伝いありがとうございました。

 久しぶりに関所に寄った,いや,つかまった。

Thursday, March 21, 2024

プロペラだけ塗装しましたよ

 船底もプロペラもできれば来週後半に塗装をしたいのだが,どうも怪しい天気が続きそうで,それならば今週中にしようと思っているのだが晴れ間が2日間続く日がない。ここ2,3日天気予報ばかり見ていたが,今日明日は何とかなりそうだ。

 いいですね〜青空,と思っていたらハラハラと雪が舞っているじゃないか。低めの気温も気になるが仕方がない。

 ペラの磨き具合をもう一度チェックしたら,まだ少しこびりついている。サンダーで研磨しなおす。ダストを拭ってから,パーツクリーナーで脱脂,ようやく『ニューペラクリンPLUS』缶の蓋を開け,主剤に硬化剤と付着強化剤を入れて撹拌した。

 マニュアル通りに2度塗りした。気温10℃での乾燥時間は5時間とあるから,待ち時間はハル磨きでもしようかな。

「よじさんですか。」
と声をかけられる。日記代わりのブログを読んでくれているとはお恥ずかしい限りです。SNS知り合いのMさんでした。缶コーヒーの差し入れありがとうございました。ごちそうさま。
 ピンポイント天気を時々チェックする。ええっ,15分後に雨が降るって!北の方を見ると暗雲が広がっている。困ったなあ…

 いえいえ,いらぬ心配でした。西はこの通りの青空。その後何度か「雨が降ります」のアラートが出るが僕の心が通じたのか,もちこたえたよ。

 ハル磨きは目立った効果が見えなかったのですぐに中止して,サビが浮いてみっともないウインドベーンのフレーム磨きをすることにした。

 パイプの継ぎ目辺りの錆はなかなかしつこい。それ以外の部分はかなり輝きを取り戻してきた。

 キャビンの温度計15℃を見て乾燥時間は十分に取れたと安心していた。外気温はどれぐらいだろうかと気圧計代わりに置いてあるG-SHOCKをコクピットに出すとぐんぐん下がっていくではないか…当たり前だよね。よりプロペラに近い場所の温度が大事だと,はしごを降りてラダーの隙間に放り込んだそれは5℃を表示しているではないか…まあ,風が当たっているしね。時刻は15時を過ぎている,これから気温が上がることはない,昼はもっと高かったはずさ…

 フィニッシュ缶を2度塗りして終了。
 明後日早朝まで雨は降らないでしょう…

Monday, March 18, 2024

ハルとプロペラの掃除でしたよ

『Bonanza II』艇長と『Blue Lagoon』元艇長が助っ人に来てくれたので楽々メンテナンス。ありがとうございました。それにしても今日は風が強い。回航日の2日間はラッキーだったとあらためて思う。
 あまりにもひどい吃水上の苔であるが,スポンジに水を含ませながら拭くと何とかきれいになる。バケツの水を吸わせちまちまとやっていたが,ホースの水をかけながらだと作業時間は1/10以下で片付いた。
 次に気になるのはハルの黄ばみで,フローリングワイパーに不織布を取り付けて,ネジザウルスリキッドを含ませて拭く。しばらくすると紫色になってサビが浮いてくる。ホースで洗い流したらずいぶん汚れは取れたようだ。

 昼飯にはまだ早いが,混雑前に行くのがよろしいようです。

 ツルツルの食感がよろしいね。

 ↑作業前
 ↓作業後
 後で見るとまだサビが残っている。拭き取りが甘かったようで,これは明日やり直そう。

(『Wiz of Oz』艇長からお借りした)ディスクサンダーでの作業も時々代わってもらえるので楽々だった。手が痺れるものね…つづく

Saturday, March 16, 2024

出島に回航

 今日は自艇の回航であるが,『Bonanza II』も一緒に上架なので2艇で出島に向かう。昨日の回航では4時間たっぷりかかったので,おそらく今日はそれ以上にかかるかもしれない。

 快晴,風なし。

 佐野沖からダイレクトに『共生の森』西にある防波堤の白灯台を目指す。何とかジブが展開できたので艇速が5ktをキープできた。

 13時着を予定していたが,12時に着いた。先行のヨットに横抱きさせていただいて,上架待ち。

 電車で先に着いていた『Wiz of Oz』艇長,『Bonanza II』に同乗してきた元『Blue Lagoon』艇長を交えて,取り敢えずお疲れ様の乾杯。ポカポカ陽気でよろしいね。

 バックステイは緩めてある。

 ベルトにテンションが掛かる。

 おっ,戦隊の汚れはそれほどでもなさそうだ。

 いかんねえ,これでは機走が遅いはずだ。シャフトにはカサネカンザシが一杯着いているし…

 毎回であるが,この部分に藻がたくさん着いている。ラダーの汚れも相当なものだった。

『LEIA』艇長からお借りしたケルヒャーで船底の汚れを取った。フジツボの付着は僅かだった。吃水上の汚れ落としが大変だろうなあ…

 我慢辛抱の限界がやってきた。ここらで終わろう。
 湊駅前の飲み屋はまだ開店準備中で取り敢えずの一杯はお預けとなり,湊駅から南海本線で堺駅,そこから歩いて堺東まで移動する。

 開店直後の『溝端酒店』に入る。みなさん,お疲れ様。この後2軒はしごして解散。『Wiz of Oz』艇長,ごちそうさまでした。

Friday, March 15, 2024

僚艇を回航しました

 サンデー毎日な僕と『Bonanza II』艇長で『Wiz of Oz』を回航する。

 快晴ですね。天気がよくて何より。

 メインだけ揚げて走る。
 風は弱い追手だし,この陽気では毛糸の帽子も不要だ。

 向こうからやってきたのは巡視艇で,後ろを通過するのかと思ったが横に近付いてきて,やおら網を取り出した。免許証をこの中へということらしいが…

「セールを下ろすの?」
と回頭しながら尋ねると,ライジャケの着用確認をしただけで「放免」となりました。お仕事大変でしょう,日々のパトロールありがとうございます。

 港口からたっぷり1時間かけてほぼ予定通りの時刻に上架バースに着けた。

Thursday, March 14, 2024

高くなった

 風なしでやることなし,いやいや違う。明日僚艇を回航するのでエンジンを掛けてチェックしておいた方がいい。ついでに燃料も満タンにしておいた。バッテリーも問題なし。天気もよさそうだし心配事はない。

 塗料とペラクリンを購入したが,年末より価格が上がっている。乗る意欲が上がるのは大歓迎だが,物の値段が上昇するのは困るなあ。

Wednesday, March 13, 2024

週末に年に一度の上架ですね

 ほとんど持病のようなめまい症状が出て3日間臥せっておったよ。おかげでノンアルデーが連続してしまったと大いに反省だ。
 週末の整備に向けて準備をするが,100均でペイントローラーを見つけたのでとりあえず買ってみた。

 塗っていると抜けてくることが多い。トントンとやれば元の位置に戻るのだが何回もやるのもストレスだなあ。さて,この商品はどうなのだろう…ヨット仲間に聞くとけっこう抜けてくるらしい,やだねえ。
 気になる柄への取り付けは共通なのか,問題なく捩じ込めた。

 倉庫から塗装グッズを持ち出してヨットに積み込んだ。柄が1本しかなかったので『LEIA』艇長から1本拝借し,使いかけの塗料もついでに。お世話になっています,ありがとうございます。

 マスキングテープ,防護グラス・マスクもあるじゃないか。買い足さなくてよかった。

 コントロールケーブルの仕様を確かめておかないと…

 下はクラッチケーブルで1昨年に交換済み。上がスロットルケーブルで交換予定。
 
 エンジンもチェックしておこう。

 通常,冬季のクランキングは長いが,今日はあっさりと火を吹いた。春になってきたね。

Saturday, March 09, 2024

雨雲からは逃げなあかんで

 風はどうだろうと港に来たが,そこそこは遊べそうだ。

 メインセールだけでゆるゆる,船溜まり出口手前でジブを出す。そのまま赤灯を越えたいが真上り,おまけに逆ジブになってしまったじゃないか。どんどんテトラが近づいてきたのであえなくエンジンオン,とまあ今日も冴えない出港だ。

 一定方向から吹いていたと思えば急に風が回る。だましだましのセーリング。

 Airvaneは大きい方にしたので反応はいい。

 さっきまで後ろを走っていたはずの僚艇ははるか向こうにいる。こちらはさっぱり沖出しできないどころか逆に戻っているではないか。さっきまでの青空はすっかり雲に隠されてしまったし,関空島アメダスの数値を見てもさっぱりだ。帰ろうかな。
 港口に向かうと1艇出てきたのは『BLUE OCEAN』で,さらにもう1艇は『東日流』だった。みなさん元気です。
 片付けをしているとぱらついてきた。よかった,早めに帰港して。ほどなく『BLUE OCEAN』も『東日流』も戻ってきた。
『風来坊』で小1時間ほどコーヒータイム。先輩ヨットマンのお話は役に立ちますね。

 ほら,こんな雲ですものね。

Thursday, March 07, 2024

やっぱり昼までやったわ

 自転車で港へは通常山沿いの旧道を行くのだが,道路の凍結ももうないだろう(と思う)。
 両膝の半月板がないので筋力が衰えると歩行にすら支障が出る(走るのは論外)。昨年末に7週間ほど体調を壊し運動もしなかったので,年明けには階段を降りるのに苦労する始末だった。膝にはまだやさしい自転車は格好のトレーニング兼交通手段で,晴れているのならペダルを漕いで行くのだが,昨日までの天気予報とは大いに異なり,厚い雲が全天を覆っている。意気消沈…
『Bonanza II』艇長が同乗して,よい風を求めて港を出た。

 なんと泉州側はこの通りの青空,風は10kt内外。

 昨日までは強風だったのか波が悪く,艇速が安定しない。フルセールで出たがヒールがきつくなってきたので,ジブを少し巻いた。
 関空橋手前でタックして岸和田沖を目指す。AIR VANEは中間サイズでピッタリのようだ。

 AIR VANEは中間サイズでピッタリのようだ。

 再度タックして関空島北端の黄色浮標まで行こうとするが,なかなかB滑走路の誘導灯まで行けない。さっきまで見えていた白波がすっかり消えてしまっているし,艇速が乗らずにタックができないし,ゆるゆるとジャイブで回頭し,微風の追手でちんたら帰港する。

 鵜の居場所がなくなったよ,途方に暮れているように見える。掴まずに平らな所に足を置くのは苦手なのね。

 向こう側が和泉葛城山系。まだまだ雲に覆われていますね。

Monday, March 04, 2024

年に一度のウインチ掃除

 今日は出ないぞと心に決めて港に出向く。港内のさざ波も,見上げるマストトップ風速計の動きにも誘惑されない…

 ベニア板をライフラインにもたれさせかける。メインハリヤードを後退させてからコクピット上部にオーニングをかける。これで飛び跳ねた部品が海に沈んでいくのも防げるはずだ。
 外観はピカピカしておよそ整備の必要性は感じられない。
 爪→蓋→爪→爪の順で外していく(恥ずかしながら,バネのような,爪のような物の名称は知らない)。

 外側(ドラムと言うのか)を外してから,3つあるローラーベアリングを外す。

 ステンレス台座のボルト4本を抜いた(貫通していないので楽ちん)が,密着しているので薄手のスクレーパーで隙間を作らないと本体は外れない。
 さあ,洗浄だと灯油入りのポリタンクを探すがない。拙艇の燃料ポリタンクは先日空になった…困った。僚艇の軽油ポリタンから500ccばかり失敬する(事後報告ですみません)。洗面器に入れブラシで擦ると出るわ出るわ汚れのかたまりが。さらにパーツクリーナーでしつこく洗い流した。
 プライマリーウインチが終わってからハリヤードウインチ,計4個きれいになりましたよ。回していないが軽いカラカラ音が聞こえてきそう。
 実はもう2個,ドジャーに隠れているオリジナルのプライマリーウインチが2個あるが,こいつが曲者で外せない…つづく

 作業の後は手洗いだ。
 水曜日(2/28)に給水したのでジャバジャバ使える。なのにケチって最初は海水で洗おうとするのはクルージングの癖が抜けきれないからだ。用心深く蛇口を抑えながらポンプスイッチを踏まなきゃいけないのに…それ見たことか,蛇口が吹っ飛んでしまったよ。あれれっ,シンクの水が抜けないのはなぜだ。プランジャー(ラバーカップは和製英語で本当はこう言うらしい,知らんけど)でパコパコやると水が吸い込まれていった。前回の清掃からそんなに時間が経っていないのに…

 ずっと晴れていたのでキャビン作業していても苦にならない。フリースも脱いでペラペラのメンテ用上着だけでも汗をかくほどだった。